それからナツさんとは、お互いに転機があるごとに連絡を取り合うようになっていた。
仲良くなって4~5年経って僕が風俗業界から離れ、介護の職業に就いても
お互いの恋人がメンタル持ちとゆー共通点があったりして
他愛もない事でメールしたりしてたんだけど…
僕も介護の仕事で風俗業界の人間とは、付き合いが疎遠になってきてたのか、ナツさんとも連絡とっていなかった…
ある日、そーいやナツさんと連絡取ってないなー&ナツさんからも全然連絡来なくなったなー
と思って
ナツさんに連絡してみた…
「久しぶりやね、最近連絡無かったケド、元気なん?」
ナツさん『T久しぶり…今、店変わってるんやんか。』
僕「そんなんや。で、ドコで?」
ナツさん『昔、指名のお客さんで○○の店のスタッフの来てくれてたやん。その人のツテでさ…』
その店は高級ソープだった。
僕「何で店移ったん教えてくれなかったんよ?」
ナツさん『だって、Tはソープ嫌ってたやんか』
確かに僕は、昔ソープに転勤になったのが嫌で店を辞めたケド、
それは決してソープで働く女の子達が嫌なワケではなくて、
僕が僕らしく風俗店のスタッフで居られる為の
僕が自分自身で勝手に作ったルールだった。
なのに、ナツさんに僕の変なこだわりのせいで、ナツさんに要らぬ気を使わせてたんやなぁー
と思い
申し訳ない気持ちで、いっぱいになった。