新開地で消えたホテヘルは…
暫く経つと神戸イチの繁華街である三ノ宮に出来ていました。
店名も変わり、僕が働いていた風俗店グループとは
全く関係ない状態で再オープンしていた。
詳しくは聞いてないが、多分ウチのグループからは外れて
A氏は独立してオープンしたのだろう。
だって、その後のホテヘルの情報が全く僕には入って来なかったからね。
その数ヶ月後に、
僕は系列店のソープに転勤になったのを期に福原のグループ店を抜けて、
神戸三ノ宮の大手箱ヘルである○ット○イントグループ働き始めていた。
ある日、仕事中に電話がかかってきた。
Aさんからだった。
そーいや、Aさん三ノ宮にホテヘル出してたなー、と思い出し
とりあえず電話に出てみた
A『やぁ、久しぶり 何か聞いたんだけど今○ット○イントで働いてるんだっけ?』
「はい、そうですね」
A『そこで、働いてるミドリって女の子居るだろ?』
「はい、ココで働いてますね」
A『実はウチに面接に来たんだケドさー、どんな女の子か教えてよ』
「別にいいですケド…」
A『今仕事中?』
「はい、そうですね」
A『ぢゃー、終わったらウチの店に来てよ』
「はい?」
A『三ノ宮の北側にあるから近くまで来たら電話してよ』
はぁー
メンドくせー
仕事終わりに指定された場所の近くに行ってみたのだが、
繁華街からはチョット離れていて、人通りは多くない。
ましてや、三ノ宮は○ット○イントだけでなく他のヘルス店やピンサロもひしめく風俗激戦区
うーん、 新開地と比較するとかなり条件厳しいか
とりあえずA氏に電話して、
店の受付に行くと裏に通され
A氏が待っていた。
で、電話の用件の女の子の話も話ソコソコで…
A『ねぇ、暇だろ?ウチで遊んでいってよ』
「んー???」
それをキッカケに、3~4回
A氏のホテヘルで遊びに行くハメになる
後で聞いた話だが、
A氏は福原で一緒に働いていた元部下に
土下座してまで金を借りていたらしい。
それだけ、初期の三ノ宮でのホテヘルの運営は厳しかったのだろう…
その借りた金で、スタッフの給料払ったり
女の子に保証うって繋ぎ止めたりしてたんだろうね。
僕もホテヘルの経営しんどいんだろうなと思っていたので、
何も言わずにA氏のホテヘルで遊んだんだけどね。
そんな、厳しい状態で運営していたホテヘルも神戸だけではなく
今では大阪でも数店舗展開する程の規模に成長している。
A氏の落ち目を見てたからね。
正直、スゲーと思うよ。
自分のプライドを捨てて元部下にした土下座が、
神戸のホテヘル業界の礎を造ったと言っても過言ではない…