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ホテヘルがオープンする前から、僕は嫌な予感がしてました。
予感とゆーより、確実に来る不幸な未来を予測してたんですよ。

その未来を予測していたのは、僕が働いてた風俗店グループの人間の中で僕だけでした。
僕が性格上リスクを考えながら仕事するとゆーか、単にビビりなだけなのか 苦笑
ただ、僕の予測以上の事になっちゃいましたケド 汗

『おいおいホンマにエエのか?』
と…思ったのは、ホテヘルを作った場所でした。

僕が働いてたのは、神戸福原とゆー風俗街

その福原の南側に新開地という繁華街がありましてホテヘルはソコに作られました
確かに新開地にはラブホテルもあり立地的には良いんです。

しかも、実際オープン前日に店を見に行くと
福原から道路一本挟んだら店だし
多分、こんな場所に店を構えたのは、ウチの系列のヘルスやピンサロが待ち時間あったりした時にはホテヘルに客をまわしてくれるとか考えたんでしょうが…


別にウチの系列が福原に無ければ新開地でホテヘル出しても問題は起きませんでした。
ただ福原にウチの店の系列があると話が変わってくるのです…

福原とゆー風俗街はソープランドが主流なんですよ。

ソープランドは本番ありますよね。
本来、本番ありの店は売春で警察に捕まります。

なのに、捕まらないのは福原に正式名
『福原特殊浴場協会』
とゆー
福原の風俗店同士が独自のルールや作っている組合が存在します。
ウチの店のグループも勿論加入してました。

特浴協会はルールを作って周りに迷惑をかけずに風俗店を経営するから
警察は福原の風俗店の事には口を出すなと…
分かりやすく言えば、風俗店と警察は癒着してるしてるのです。
いわゆる裏組織ですね

ソープは特浴協会、ちょんの間は料亭組合
この『組合』とゆー裏組織がある為に本番OKの風俗店が存在するワケですよ。


話は戻しますが、ホテヘルで莫大な広告費を一部を

ウチの系列の箱ヘル、ピンサロを利用した御客様に
ホテヘルの割引券付きのチラシを配っていたんです


僕だけ、お客さんに
『今度ウチの知り合いが新開地にホテヘルを出すんで遊びに行ってあげてください』

と、チラシを渡していましたが


僕以外のスタッフと
他店の系列店のスタッフは
『ウチの系列がホテヘルを出すんで宜しくお願いします』
と言ってたようで…

このチラシ配付が原因で、ウチの系列が新開地にホテヘルを出した事を他の特浴協会に加盟してる風俗店に知られてしまうのです。


特浴協会に加盟する他の風俗店からすると
新開地のホテヘルはライバル店です。
目障りな店な訳ですよ

そのライバル店を経営してるのが、同じ特浴協会に加盟してるウチのグループだとゆーのは問題あるだろう。
と鬼のようなバッシングを受けました
更に当時の特浴協会の会長はウチの系列と仲が一番悪い店でしたし
特浴協会の圧力は半端なかったんでしょうね

莫大な広告費や予算を使い新開地に作ったホテヘルは
2週間持たずに撤退とゆーか潰れました 苦笑

まだ話は少し続きます

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