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店長からの客電を取ったSさんは…
「…はい、分かりました。」

と、言うと
電話機のスピーカーのボタンを押した。

『皆お疲れさん』
…と、優しい声を掛けたのも束の間

『お前ら、揃いも揃って女1人の接客も出来んのかい 怒』
『客の選り好みする程、指名取れてるんか チャッチャッと行けや』

待機室が凍りついた
誰も声を出せない空気が張りつめた中、暫くすると

「私が行くわ」

と、手を挙げたのは
由美さんだった。

由美さんはパネルの年齢は39歳、実年齢は40代半ばくらい
エキゾチックな顔立ちで芸能人で言えばLiLiCo似で体系は女子プロレスラーの北斗晶みたいな感じ

写真では中々お客さんは選ばないので坊主【お茶引き】も多いが、接客やサービスも良く指名は返してた。

サバサバして声も男っぽいので、たまにオッサンと呼ばれていたケド(笑)

由美さんが名乗りを挙げると店長は
『こんなしょーもない事で、イチイチ手間かけさせんなや』
と、言って電話を切った


で、無料案内所に受け入れOKの旨を伝えて
5分くらいすると…

50代のカジュアルな男性から3mくらい離れて隠れながら、1人の女性が店に来た。
僕のイメージでは、髪の短めにした男性っぽい格好をした人が来ると思ってたんだけど

30代後半くらいの黒髪ロングストレートで、華奢な体つきの清楚な感じの女性だった。

客が来た事を伝えると、オッサン…
いや、由美さんは、スグ準備をして出ていった。

接客後、由美さんに話を聞いたが
男性を接客するより全然楽と言っていた…


1ヶ月後くらい経って、その女性のお客さんは再び来店してくれたんだけど

その日は、たまたまオッサンいや由美さんは休みで…
誰か受けれる人居てる?
と、言うと

由美さんと仲良しの
りかさんがスグ行ってくれました。
一度、受け入れると抵抗感も無くなるもんなのね。


僕が風俗業界入ってから辞めるまで、
女性のお客さんを受け付けしたのは、その女性1人だけでしたね。

貴重な体験でした

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