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アンナの家庭事情は複雑でした。

アンナが子供の頃に両親は離婚、 父親に引き取られ
母親は弟を引き取って四国に引っ越す。

父親は別の女性と再婚して、家族3人で暮らすも父親が死去して
血の繋がってない義理の母親と2人で暮らす事になる。

亡くなった父親の為に娘を立派に育てなければならないと義理の母親はアンナを厳しく躾(しつけ)したと言う。

その為、アンナは成績も優秀で勉学にも部活動にも励んでいたケド
父親を亡くした悲しみ
血の繋がらない義理の母親と暮らす葛藤を持っていた。

更に父親の死後、長年会っていなかった実の母親と弟の家に遊びに行ったらしいが、実の母親も再婚しており
実の母親と弟と一緒に過ごしても凄く距離感を感じたらしい。

アンナの居場所は、義理の母親と住む家だけ。
育ててくれている事に感謝はしているが
夜に自分の部屋に1人で居ると孤独感に苛まれていました。
高校生ながら、精神科にも通院していたねあせあせ(飛び散る汗)


僕はアンナと仲良くなって、メールや電話もよくしていたが
アンナは明るく僕と接してはいたが
何か違和感を感じていました。

僕結構、風俗に限らず若い時から裏道を歩いて生きてきたせいか
人が失敗する時や不幸になる時って分かる時があるんです。

それは、インスピレーションとかゆー
感覚とかではなく

人の言動を見たり、その人の人間性を分析したりとかして理論的な根拠で、
『あー、それしたら失敗するで』
と、思ったら絶対失敗するんです。
まっ、信じる信じないは自由です


アンナにも知り合った時から、そんな雰囲気を感じて居たんですよ。
なので、何とかしてあげなくちゃと。


だからアンナと沢山連絡取ったり、
プレゼントを買って宅配便で広島に送ったり、
実際に広島までアンナに会いに行った事もありました。

で、アンナと関わるウチに何となく
アンナから嫌な違和感は無くなっていきました。

アンナはフツーの高校生に戻りました。
しかし…悲しい出来事が

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